湖沼・池・ダム湖・排水機場等、滞留している水をゆっくり動かす 浮遊型省エネ耕水機「バイオファン」「リプル} |
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このトイレは、トイレメーカーである大央電設工業(長野県茅野市 代表取締役 町田喜義)より、NPO法人とんぼエコオフィスがレンタル契約しているものです。排水規制のある東京湾盤洲干潟にて使用し、このたび、印旛沼護岸に移設しました。 イベントや散歩・サイクリングで親しまれている、印旛沼船戸大橋付近には、トイレが設置されておらず、大変不便をしていました。この場所を活動拠点としているNPO法人印旛野菜いかだの会(理事長 美島康男)がトイレ管理作業を担うことで、バイオトイレの設置が可能となりました。 21年度「佐倉街づくり文化振興臼井基金」(理事長 太田勲)の助成を受け、21年度分のレンタル費用・管理費用を協賛いただくことができました。22年度以降の費用捻出など課題はまだまだ山積みですが、親水拠点としての条件がまた一つ整いました。
バイオトイレのお話 このバイオトイレの中には、そば殻がたくさん入っています。そして、その中にはバクテリアという目に見えないほど小さな生物がいて、うんちを食べてしまいます。このバクテリアの仲間は空気(酸素)が大好きで(好気性バクテリア)、自然の野山にもたくさんいますが、特に元気でうんちをいっぱい食べられる種類を集めて入れてあります。 だから、水で流さなくてもトイレの中でうんちが無くなってしまいます。少し難しい言葉で言うと、発酵分解って言います。 バクテリアが働いて、発酵して作るものには色々あります。たとえば、毎日の料理に使う味噌や醤油、それに納豆やチーズ、お酒もそうです。昔から、人間はバクテリアと上手つきあってきました。 皆さんのお腹の中にも、たくさんのバクテリアが住んでいて、食べ物の栄養を体中に運べるように働いています。お腹の中は、空気が嫌いなバクテリア(嫌気性バクテリア)が活躍していますが、うまく発酵分解できないものが、うんちとして出てきます。それを、きれいに食べてくれるのが、空気(酸素)がすきな好気性バクテリアです。 好気性バクテリアが元気に働くためには、空気(酸素)と温度・水分がいります。だから、トイレを使った後は、室内スイッチの黒いボタンをしっかり押して、中のスクリュウを廻して空気を入れてください。2回動いて止まります。 バクテリアはとても寒がりで、温度が低くなると元気がなくなってしまいます。外側から暖めるように、周りにヒーターを巻いてあります。寒くなると自動的にスイッチが入って、暖まると切れるようになっています。 一番難しいのが水分(おしっこ)の調節です。このバクテリアは空気(酸素)が大好きですが、水分(おしっこ)がたくさん入ると息ができなくなって、元気がなくなってしまいます。そうすると、トイレの中のうんちを食べることができません。そうなったら、臭いも出るし大変です。 そうならないように、このトイレはうんちとおしっこを分けて、水分の調節をしています。これを難しい言葉で言うと「し尿分離」と言います。おしっこがたくさんになるとバルブを動かし、オレンジ色のタンクに流れるようにして、大切なバクテリアを守っています。 「し尿分離」ができるこの便器には、大きな穴と小さな穴の2つがついています。大きな穴はうんちの穴で、トイレットペーパーも一緒に入れます。そして、前のほうにある小さな穴はおしっこの穴です。ここにトイレットペーパーやうんちが詰まらないように、ちょっと奥まで腰掛けて、上手に使ってください。 それから、トイレットペーパー以外の紙や、人間が食べられないものは、バクテリアは発酵分解できないので嫌いです。トイレに入れるのは、必ずトイレットペーパーだけにしてください。ティッシュペーパーもだめです。 そして、使い終わったら、室内スイッチの黒いボタンをしっかりと1回押して、スクリュウを廻してください。うんちやトイレットペーパーと一緒に、空気(酸素)をトイレの真ん中に運んで、バクテリアを元気にします。 小さくて目には見えないけど、うんちをきれいに食べてくれる、働き者のバクテリアを大切にしましょう。 追記 バイオトイレの処理槽の中は、そば殻(90%)とおが粉(10%)が入っています。煙草は火災の原因になりますので、火気厳禁です。 また、女性の生理用品も分解できないので、汚物入れを備えて回収処理してください。 大央電設工業株式会社 » このページの先頭へ戻る |
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